屋久島の旅 ~その①~

2017/09/29


この夏、屋久島に行ってきました。
休暇で。。と言いたかったのですが、残念ながら仕事。
普段のお仕事とはちょっと趣は違う、特殊任務のようなものです。

さて、私にとっては長年あこがれてきた屋久島。
10年以上前に必ずやりたいことの一つに

 

「屋久島に入る」

 

と高らかに書いています。

 

私にとって屋久島との出会いは「もののけ姫」。
といっても、それが屋久島の森だとは知らず、
アニメで描かれる苔むす森にうっとりしていました。

に出会ったのが田口ランディさんの旅エッセイ
ひかりのあめふるしま屋久島」。







かなりボロボロの
愛読書


彼女が描写する屋久島の風景やその空気に魅了さ
何度も何度も繰り返し読み、頭の中で屋久島を旅していました。
お風呂に入りながら屋久島妄想をするのが日課になりました。

本にとっては最悪の環境にさらされて、このエッセイは
すっかりフニャフニャでボロボロ()

文章で描写されている屋久島の風景は
実際のビジュアルを見るよりもずっとリアルに見えるようで
苔むす森、長い年月を生きてきた屋久杉、美しい清流、
いつか行く、絶対行く!と思っていました。

そして、今回十数年の思いを胸に初上陸。

が、私は自分が夢見ていた風景を一つも見ていません。
私にはいく場所があり、やることがあったのです。

だもんで、私の妄想は妄想のまま屋久島から持って帰ってきました。
何をしていたかはまた後程。

さて、よく成し遂げたいこと、かなえたい夢は書き出したり
声に出したりすると叶うと言いますよね。

今回、屋久島に上陸して、本当にそうなんだなと実感しましたよ。
私も思いもよらない形でしたけど「屋久島に入る」という夢を
かなえることができました。

ホント嬉しかったです。

そして一つ学びました。

成し遂げたいことやかなえたい夢は具体的に書く!!!

ということ()


そう、私の夢は叶いました。

「屋久島に入る」

はい、上陸した時点で達成!
おめでとう、私!!

って、なんかちがーーーう!


そうです。私の屋久島に入るっていうのは

苔むす森で胸いっぱいに森の空気を吸い込むことや
千年単位で生きている杉の木に出会ってみたいことや
魚が住めないほどに清流で川の流れる音を堪能すること

が、入っていたんですよ。書いてないけど。


記念に白谷雲水峡の文字をパチリ
いじましいなぁ、私(笑)


想いを達成するのに具体的に表現するって大切。

と、夢を達成したはずなのにモヤモヤしているココロを
しみじみ感じながら、ふとこれはコミュニケーションにも
当てはまるなぁと思ったりしました。

 

自分では一言ですべてを表しているつもりでも
実は大枠をザックリ表現しているだけで相手には伝わってない。

または表情や態度で示しているんだからわかるでしょと
自分なりの表現で満足して、相手に察することを求めたり。


夢だって人間関係だって自分が何を求め、
どうしたいか具体的に分かっていないと手に入れることは
難しいってことですよね。

あ、誤解のないようにお伝えしますが、
私の望んでいた屋久島での過ごし方とは違ってましたけど、
屋久島での時間は素晴らしい体験でしたよ。

長くなったので、私が何を体験したのかはまた明日にします。

 
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